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古代ギリシアの哲学者アリストテレスの著書の中に「ニコマス論理学」という本がありその中に「エクリブリアム(equilibrium)」という思想が描かれている。日本語では「平衡」と略されるが、これは「均衡」の事で物事の両方がイコールで繋がってる、それによってバランスが保たれている状態のことをいう。この「均衡の思想」が、強欲,拝金を肯定する思想の元になっているようで、これらの思想を取り込んでさらに合理性を追求し研究された、1175年に「ロビンソン・クルーソー」の元ネタになる「ヤクザーンの子ハイイ」が出版され、1190年に「迷えるものたちの導きの書」が出版される。この本の思想が後の資本主義の芽になるのだが、これらが人間社会の合理と理性という非常な法則について語り尽くされている書物であり、裏を返すと強欲と拝金主義を肯定している書物である。資本主義の中に内包されている強欲と拝金主義の呪いだけが人間世界に取り憑いている世界に成っている。
駄文)Equilibrium(エクリブリウム)てドイツのメタルバンドがあるが、それとは関係ないので、更に余談ですが、「迷える者たちへの導きの書」の作者の名前が「モーセス・マイモニデス」という方なのですが、なんか「Maimonideath
(des)」てのもメタルっぽくないですか?
ニコマコス倫理学自体は、総じて10巻から成り立ち、倫理学の基本的な問題である「正しい生き方」を検討している。倫理学の研究史において、古典的価値が認められいる書物であります。